アラサー社会人のイギリス大学院留学

エディンバラ大学の修士課程で四苦八苦しながら勉強しています。

留学中に「つらい」と感じたとき

 海外留学に苦労はつきものだ。ほとんどの日本人にとっては初めての長期海外生活になるだろうし、大学のシステムも日本とは異なる部分が多い。

 僕も今回の留学が初めての海外長期滞在だった。今から振り返ると、やはりいちばん最初の頃(昨年の8月あたり)がいちばん辛かった。バスの乗り方も、スーパーマーケットでの買い物の仕方も、市民税や銀行口座開設の手続き方法もよくわからない状態だったので、まずは現地での生活に慣れるのに時間がかかった。そのため、あまり外に出る気になれず、用事があるとき以外はだいたい自宅に引きこもっていた(といっても、もともと外交的な生活ではなかったので、いまも特に外出しまくっているわけではない)。また、大学の宿舎は9月頭までの契約だったので、1ヶ月以内に2人用フラットを探さなければいけないという事情もあった。精神的にはこれがいちばんの不安だった。

 もちろん早めに海外に慣れてしまえばそれがいちばんいいのだけど、精神的に疲れたらちょっと一休みすることも必要だ。僕の場合はまず、日本の情報を摂取することで息抜きをしていた。日本のマンガをiPadで買ったり、日本のニュースやブログ記事を読んだり、音楽を聴いた。それから「留学 つらい」「留学 無駄」といった語句で検索をして、同じように「つらい」と感じている人のブログを読むことで「僕だけではないんだな」と感じることでちょっと孤独が癒されていた。それから日本にいる人、できるなら弱音を吐いても大丈夫な間柄の人と話すことも大事。僕の場合は奥さんと頻繁にスカイプしていた。

 おそらく、最も重要なことは「つらいと感じる」ことを自然な反応であると受け入れることにあると思う。初めての海外生活でいきなり「海外たのしー! 自由! 自分に合ってる!」なんて感じる人はあんまりいないと思う。生活が激変することでストレスを感じる方が自然だし、慣れるには時間がかかる。Facebookの投稿とか留学体験談ブログにはどうしてもキラキラした記述が多くなるけど、少なくとも僕にとってはキラキラした時間よりも不安を感じていた時間の方が長かった。