アラサー社会人のイギリス大学院留学

エディンバラ大学の修士課程で四苦八苦しながら勉強しています。

留学と目的

 留学では「何を求めて留学するかが大事」とよく言われる。Q&Aサイトで留学関連のトピックを見たり、留学に関して言及しているブログを読んだりしていると、社会人で留学を迷っている質問者(あるいは読者)に対して「大して目的もなく留学しても無駄」とか「いまどきMBAなんて何のアピールにもならない」とかズバズバ書かれていて、僕は読むたびに胃がキリキリする。なぜなら僕自身が「大して目的もなく」「何のアピールにもならない」留学をしている最中だからだ。以前のエントリーを読んでもらえるとわかるとおり、そんなに明確な目的なり野心があって留学したわけではない。

 が、個人的にはそれでもいいんじゃないかとは思っている。もちろん具体的な目的があるに越したことはないけど、「結果として役に立つ」可能性ってけっこう捨てきれないくらいに大きいんじゃないかというのが僕の考え。目的がない=留学から得られるものが何もない、というわけではない。意外なところでスキルがついたり、視野が広がったり、自分の強み/弱みを理解できたり、自信がついたり、といったケースはたくさんあると思う(僕も少なからずある。詳細はどこかで改めて書きたい)。

 もちろん1年か2年の留学で劇的にすべてが変わるわけではない。ただ留学をきっかけにして考え方を変え、日本に帰ってから少しずつ生活を変えていく、というパターンだって大いにあるだろう(むしろこちらの方が多いんじゃないかとさえ思う)。

 というわけで、いま留学に関して行くか/止めておくか悩んでいる人がいたら、費用捻出とか留学後の就職先とか最低限のことは考える必要はあるけど、それ以外のことは置いておいて「とりあえず留学」しちゃってもいいんじゃないかと僕は思います。悩んでいる時点で、わりと留学に興味はあるわけだし。何より、会社と家の往復を何年も続けている身からすれば「時間も費用も手間もかかるけどやりたいことがある」ってそれだけで素敵なことだと思う。ちょっと楽観的すぎるのかな?