アラサー社会人のイギリス大学院留学

エディンバラ大学の修士課程で四苦八苦しながら勉強しています。

人生を揺すってみる

 ろくに海外経験もないのに大学院に留学した理由はいくつかあるけど、大きなもののひとつに「人生を揺すってみたかったから」というのがある。

 僕は元来、内向的な性格だし、さして冒険好きな方でもないので、日本で普通に暮らしていると、どうしても生活が単調になっていく。同じ時刻に会社に行き、いくつかバリエーションはあれど本質的にはほとんど同じ仕事を片付け、同じ電車で帰宅し、休日にはスーパーで同じような食材を買い、服はユニクロ(ここだけ固有名詞)で買う。安定はしているし、効率的ではあるのだけど、生活や考え方が徐々に凝り固まってしまう。ふとしたショックでぽきりと折れてしまうような気がしてならない。

 そういうとき、人生にちょっとした波風を立てることで環境の変化や失敗することへの耐性をつけるようにしている。僕はこれを「人生を揺すってみる」と表現している。スマホアプリを作ったり、フルマラソンを走ってみたり、小さなことでは普段行かないような飲食店に行ったり、中身をほとんど見ないで(カバーの印象だけで)本を買ったり借りたり。たぶん今回の留学は今までで最も揺すぶり幅が大きいと思う。

 もちろん、揺さぶり方があまりにも大きいと大変だし、僕は本質的にチキンハートなので、戻ってこられる範囲で揺さぶるのが大事。いきなり「会社を辞めてアフリカに移住します!」とはならない(いや、もちろん人によってはこういう揺すぶり方もアリだと思います。僕には少しハードルが高すぎるだけで)。

 実際に新しいことをしている間は高い確率で「まったく僕はこんなところで何をやっているんだろう」と考える(たぶん留学中も50回くらい考えた)。ただ、普段と少し違うことをやってみると、のちのちその経験や知識が活きてくる場合もある。