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アラサー社会人のイギリス大学院留学

エディンバラ大学の修士課程で四苦八苦しながら勉強しています。

イギリス人の合理性

 イギリス人は合理的だとよく言われる。こちらに来てからも、たしかにそう思うことが多い。

 たとえば地下鉄。日本のように○時○分まで記した詳細な時刻表ではなく「9時〜18時は6〜10分間隔で運行」のように大雑把な案内が駅のホームに置かれている(ただし日本式を採用している路線もある)。

 それから大学も含めたお役所系の仕事。よく遅れたり、届くはずの書類が来なかったり、届かなくていい書類が届いたりする。たとえば僕はフルタイムの学生なので市民税を支払う必要はないのだが(厳密には働いている人と同居している場合には支払い義務が発生する)、2回くらい支払い督促が来た。そのたびに市役所に出向いて身の潔白?を証明する必要があった。

 共通して感じるのは「仕事は80%くらいで終わらせて、間違いがあったら相手が(誰かが)言ってくるだろう」というスタンス。「イギリス人は謝らない」というのもこれに起因している気がする(実際には割と頻繁に「Sorry」とは言っているけれど)。これを合理性と取るか手抜きと取るかは意見が分かれるかもしれないけど、仕事量を減らすことには大きく寄与していると思う。

 日本と比べると、たぶん各種規則の精密さや制度設計の緻密さ(あるいは甘さ)に関しては同じくらいなんじゃないかと思う。ただイギリスでは適当にやり過ごされてしまうようなくだらない規則があっても、日本では末端の労働者が頑張って何とかしてしまう(挙げ句の果てには「アルバイトであっても経営者目線を持て」なんて珍妙な論理で怒られていたりする)。

 どちらがいいのかはわからないけど、僕はそんなに正確さや精密さにこだわるタイプではないので、こういう働き方もおおいにアリなんじゃないかなとは思う。それに、日本に比べると「大雑把」という印象を受けるが、きっと他の諸国に比べればずっと厳格で正確な運用がなされている……と思う。