アラサー社会人のイギリス大学院留学

エディンバラ大学の修士課程で四苦八苦しながら勉強しています。

デザインをサボらない

 デザイン課題をいくつかこなして気づいたことのひとつは、デザインをサボると退屈で単調な作品になってしまうということ。当たり前なんだけど、大事。

 僕はもともとエンジニアなので、エンジニア的サボりぐせというか、楽できるところは楽しちゃおうという意識が強い。繰り返し同じ作業はやりたくないし、手を動かさなくても済むならそれで済ませてしまいたい(全国の勤勉なエンジニアの皆さん、すみません。僕個人のケースだと考えてください)。

 たとえばとあるデータを地図なりチャートなりにマッピングする場合を考える。エンジニア的思考だと「最小値が6.7、最大値が102.8だからこの範囲で個々の値を#FFFFFF(白)〜#FF0000(赤)にマッピングすればいいかな」と考える。が、実際にやってみるとわかるけど、これだと全体がボヤっとしたオレンジ色になってしまい、数値の違いがわかりにくい。

 代わりにいくつか値のレンジを決めて、特定の色を決め打ちすると個々の要素の違いが明確に現れる。よい例はWall Street Journalのこの記事で、決め打ちした色のバリエーションは10色にも満たないが、綺麗にグラデーションを描いている(色のバランスを見る限り、分布具合もきちんと計算しているように見える)。

 もちろん何でも人力でやればよいというものでもないけど、地道な微調整って大事なんだな、という話。ヒトが見て「バランスがよい」と感じるビジュアルは単なる左右対称ではなかったりするし、「黒い」と感じる色も真っ黒ではなかったりする。エンジニア的に楽をしつつ、手間をかける場所できちんと手間をかけてデザインできるといい。